イネスの記憶が戻った今、元の世界に戻れる可能性が再び浮上した。アキトはできるだけリョーコを労わったが、リョーコは借り物の時間を過ごしているようにしか思えなかった。二人とも『ユ』の名前は、絶対に口に出さなかった。
戻れるかもしれないし、戻れないのかもしれない。還れるかもしれないし、還れないかもしれない。そんな不安感が二人を包んでいた。
Kai-Lapis
アキトのピンクのエステバリスはスバル隊長の赤い機体のそばを飛んでいた。
この作品は Greg O'Sullivan 様の作品『LONELINESS』を O'Sullivan 様の許可を得て翻訳、ここで公開させていただいているものです。原文は O'Sullivan 様のサイト『Mobile Battleship Nadesico, The Games』[http://ariel.its.unimelb.edu.au/~gjo/nadesico/] に掲載されています。
完結:全44話
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