小説
LONELINESS
第 2 話
「ナデシコからエステバリス隊へ、ヒカル、イズミ、報告を!」
「アキト君とリョーコちゃんがいなくなっちゃった!」
ヒカルの泣き声とともに報告が返される。
「破壊されたのですか?」
「わかんない。アキト君はボソンジャンプで私たちを逃がそうとしてたみたい」
「ルリちゃん、木星蜥蜴の状況は?」
ユリカが聞く。
「相転移エンジンがオーバーロードして焼き切れてしまったみたいで、相転移砲はもう撃てないはずです」
「艦長!アキトさんとリョーコさんを失ったと……」
メグミがこらえきれずに洩らす。
「アキト!!」
ユリカが叫ぶ。
「艦長、敵艦が無人兵器を射出し始めました!」
ルリが報告する。
「艦長、どうしますか?」
「イズミさん、ヒカルさん、状況は?」
「損傷は軽重、どうってことはないわ」
「なら、無人兵器群をたのみます。こちらの相転移砲はあと少しで発射可能になります。」
「了解、艦長。けど、私は二人の死亡したフィアンセはどんな女の子にも十分だと思います」
「冗談はやめてください。早くこの状況を打開して私のアキトを探さなきゃいけないんです」